ジップロックの再利用は危険？使用できる回数や清潔にたもつ洗い方を解説

ジップロックはアメリカのSCジョンソン社が製造・販売しており、日本でも広く使われている。食料品を保存する際に便利なジップロックだが、「ジップロックは再利用できるの？」と疑問に思ったことはないだろうか。便利さゆえ何度も繰り返して使いたいところだが、果たして再利用してもいいのだろうか。今回はジップロックは再利用できるのか、使用回数や清潔にたもつ洗い方などの情報をまとめた。

ジップロックの再利用は危険？

ジップロックを一度使っただけで捨ててしまうのはもったいないと感じるだろう。できれば再利用したいと考えている人も多いと思うが、繰り返し使うことが危険な場合もあるため注意が必要だ。

生肉や生魚を入れた場合

ジップロックに生肉や生魚を入れて保管したり、料理の下味をつけるために利用した場合、再利用せずに捨てることをすすめている。

ジップロックを日本で販売している旭化成ホームプロダクツのホームページにも食品を入れた場合、衛生上使い捨てることを推奨している。

生ものを入れるとジップロック内に菌が付着することや、ついた汚れが腐敗したりなど衛生的に使える保証がない。

野菜や果物を入れた場合

ジップロックに野菜や果物を入れた場合はどうだろう。生肉や生魚と違って再利用できそうだが、こちらも繰り返し使うことは避けたほうがいい。

野菜や果物を入れると食材の水分などが付着する。キレイに洗ったつもりでも洗いきれていないと菌が増殖する可能性は高い。

再利用したい場合は、野菜や果物をラップでしっかりと包み、水分がこぼれださないようにして保管しよう。ジップロックに汚れが付着しないようにすれば再利用も可能だ。

離乳食を入れた場合

ジップロックに離乳食を直接入れて保管する場合、再利用は避けたほうがいいだろう。どれだけ洗ってキレイにしてもすべての菌がなくなる保証はない。お子さんの健康面を考えると再利用は危険だ。

再利用したい場合は、野菜や果物と同様にラップでしっかりと包んでジップロック内に汚れがつかないようにすることだ。

食品以外の収納の場合は再利用可能

ジップロックが再利用可能なのは、収納として食品以外のものを入れる場合だ。自宅にある細々としたものをまとめて入れたり、衣類を入れて分類したりできる。口に入れるもの以外であれば、再利用しても問題なさそうだ。

ジップロックを再利用できる回数は？

ジップロックに食品を直接入れた場合は使い捨てが基本となっている。食品をラップに包んで使う場合、再利用も可能だが、その際もしっかりと洗い、数回使って汚くなってきたら捨てるか、ゴミ袋として活用しよう。

食品以外のものを入れて収納する際は、壊れるまで繰り返し使うことが可能だ。ジップロックには服や靴などを収納できる特大サイズのストレージバッグやマチがついているタイプなど、再利用できる商品も販売されている。用途に応じて選ぶことも可能だ。

ジップロックを衛生的に使う洗い方

ジップロックはしっかり洗ってから再利用しよう。目に見えない汚れが付着していることもあるので丁寧に落とすことが重要だ。

ジップロックを洗う際は、清潔なスポンジと中性洗剤、キッチン用のアルコールスプレーを用意しておこう。

ジップロックの内側の底部分や角、折り目は汚れやすいのでとくに丁寧に洗おう。洗っても汚れが落ちない場合は、あきらめて新しいものを使おう。

ジップロックを洗ったあと乾かす方法

ジップロックの再利用は洗い方とともに乾かし方も重要だ。しっかりと乾かさないとカビが発生することもある。丁寧に洗ったジップロックが再利用できるよう乾かし方を覚えておこう。乾かし方のポイントはいくつかある。

干したあと水分がすべてなくなっているか確認しよう。乾燥できていたら再利用可能だ。乾かす時間を時短したい人は、ジップロックを洗ったあとに水分を清潔な布で拭き取ろう。

ジップロックコンテナーは再利用できる？

ジップロックのシリーズには蓋つき容器のコンテナータイプもある。コンテナータイプは洗って繰り返し使うことを前提に作られているため、再利用したい人はコンテナータイプを選択する手もあるだろう。

コンテナータイプは冷凍もできてレンジでの解凍・加熱もできるのでスープやごはんなどの食品を入れて繰り返し使用できる。

結論

ジップロックは食品を直接入れた場合、再利用せず捨てるのが基本だ。食品を一度使って捨てるのはなんだかもったいない気もするが、食中毒になる危険性もある。再利用したい場合は、食品をラップで包んでからジップロックに入れよう。食品を入れる目的で再利用する場合は、中性洗剤を使って見えない汚れもしっかり落とし清潔に保つことが重要だ。