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刺身は冷凍保存しても大丈夫?おいしさを維持する保存と解凍のポイントを紹介

刺身を食べきれずに残してしまった場合、どのように保存すればいいのか迷ったことはないだろうか?冷蔵庫に入れればいいのか、冷凍してもいいのか……。今回は、刺身の保存方法について詳しく解説していく。

結論から言うと刺身は冷凍保存できる。しかし、保存方法によっては風味や味が落ちてしまうため、上手に冷凍保存するコツについても紹介する。刺身をよく食べるご家庭はぜひ参考にしてほしい。

目次

刺身は冷凍保存できる?

生ものである刺身は冷凍保存が可能だ。しかし、魚を冷凍保存すると鮮度や味が落ちてしまう。どうしても冷凍保存したい場合、保存のコツを知っておくことで、できるだけ味が落ちないように対処できる。

刺身を冷凍保存する方法とコツ

刺身を冷凍保存するには”なるべく早め”にが重要になる。

【刺身を冷凍保存する方法】

  1. 刺身からドリップが出ている場合、キッチンペーパーで軽く押さえて取り除く
  2. ラップでしっかりと包む
  3. ジッパー付きの保存袋に入れたあと空気を抜いて冷凍庫に入れる

刺身は切り身の状態よりも柵のまま冷凍したほうがいい。柵から切った場合、包丁についている雑菌が刺身にも付着し、劣化が早くなるためだ。劣化が早まるとそれだけ味も落ちてしまう。

ちなみにイカやタコは冷凍保存しても基本的に問題ない。生の状態で買ってきた場合、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍しよう。

刺身を漬けにしても冷凍できる?

酒と醤油を合わせたタレに刺身をつけ込んだ「漬け」を楽しむ家庭も多いだろう。刺身同様に漬けも冷凍庫で保存が可能だ。冷凍保存する場合、タレとともにジッパー付きの保存袋に入れて閉めよう。閉めた後は中身が均一になるように平らにして保存すれば完了だ。

刺身を冷凍すると何日保存できる?

刺身を冷凍した場合、何日ぐらい保存できるのかは気になるところだ。柵のまま保存した場合の目安は1ヶ月程度となる。冷凍する前の刺身の状態によっても保存できる期間は変わる。解凍した際に変色していたり、臭いがおかしかったりした場合は食べないほうがいいだろう。

冷凍した刺身の解凍方法は?

冷凍した刺身は冷蔵庫に移して解凍させるか、ジッパー付きの保存袋のまま氷水に沈ませて解凍させよう。

解凍した際、表面にドリップが付着していたらキッチンペーパーなどで拭き取ってからのほうがおいしく食べられる。

刺身の冷凍焼けに注意

刺身を冷凍保存する際は、冷凍焼けに注意しよう。冷凍焼けは長期保存によって刺身から水分が抜けてしまい、酸化して起こる。冷凍焼けすると風味や食感が落ち、変色など品質が劣化してしまう。冷凍焼けしても食べられないわけではないが、本来のおいしさは失われてしまう。

冷凍焼けを防ぐには、紹介したとおりラップでしっかりと包んだ冷凍方法を実践することや急速冷凍する、長期間冷凍せずに早めに食べてしまうことだ。

刺身を冷凍させると寄生虫対策になる

刺身を冷凍させると味などが劣化する可能性もあるが、実は寄生虫予防になる。魚介類には寄生虫が付着していることも多い。

最近ではアニサキス症を気にする人もいるだろう。アニサキスは寄生虫の一種で魚介類を介して感染する。感染すると腹痛や腸閉塞が起こるため食べる際には注意が必要だ。

アニサキスを含め寄生虫はマイナス20℃以下の温度で24時間以上冷凍すると死滅する。家庭用の冷蔵庫の場合、48時間以上冷凍させておくと安心だ。そのため、アニサキス症やそのほかの寄生虫が気になる人はスーパーで「解凍」のラベルが貼ってある刺身を買うことや、自宅でしっかりと冷凍してから食べるといいだろう。

柵を切り分ける際に寄生虫が付着していないか気にすることも大切だ。

刺身の保存は冷凍よりもチルド室が最適

これまで刺身の保存方法について説明してきたが、実は刺身は冷凍よりもチルド室での保存がオススメだ。

チルド室であれば冷凍直前の温度を保つことができ、食感や風味が劣化せず、おいしく食べられる。

冷凍保存は長期保存したい場合に限り使うといいだろう。

刺身をチルド室で保存する方法とコツ

刺身をチルド室で保存する場合も冷凍保存同様にドリップの処理がとても大事だ。ドリップを処理しないままだと生臭さが残り、変色しやすくなる。

【刺身をチルド室で保存する方法】

  1. ドリップが出ている場合、キッチンペーパーでしっかりと拭き取る
  2. 刺身をキッチンペーパーで包んで、水分を取り除く
  3. 刺身にキッチンペーパーを乗せたままラップでしっかり包みチルド室に入れる

チルド室で保存した刺身はいつまで大丈夫?

チルド室で保存した場合、刺身の種類によっても保存日数は変わってくる。

さんまやアジなどの青魚はその日のうちに食べきるのが基本だ。鯛やヒラメなどの白身魚は1~2日以内、大型の魚であるマグロ、ブリなどは2~3日以内が目安だ。

目安は上記のとおりだが、刺身はどんな種類でも買ってきた当日に食べきるのがベストだ。

結論

刺身は冷凍保存できるが、ベストなのはチルド室での保存だ。長期保存をするつもりなら、冷凍庫で保存してもいいだろう。柵の状態で購入してなるべく早めにラップで包んで冷凍庫に入れよう。チルド室でも冷凍庫でも保存しているからといって日にちが経過すると風味や味が落ちてしまう。おいしいまま味わいたいならなるべく早めに食べよう。

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