マヨネーズは身近な調味料の一つだ。常にマヨネーズがストックされているご家庭も多いだろう。マヨネーズを保管する際、常温保存できるのか気になったことはないだろうか?今回はマヨネーズは常温で保存できるのか、腐らない理由はどうしてなのかを解説している。開封後のマヨネーズの保存方法についても紹介しているので、気になった人はぜひ参考にしてほしい。
マヨネーズは常温で保存できる?
マヨネーズは未開封の場合、常温で保存できる。スーパーマーケットでマヨネーズが売られている場所を思い出すとわかりやすいだろう。
常温とは日本工業規格で5~35℃の範囲として規定しているが、30℃を超える場所に何日も置くことはよくない。常温といってもなるべく涼しい場所で保管したほうがいいだろう。
マヨネーズを常温で放置しても腐らない理由
未開封のマヨネーズを常温で放置しても腐らないのは材料に秘密がある。
マヨネーズは食塩や殺菌力の高いお酢が入っており、それらの材料が高い防腐効果を発揮するのだ。
開封後のマヨネーズを常温保存する方法は?
開封した後のマヨネーズは常温保存することはできない。開封後は冷蔵庫に入れて保存し、1か月ほどを目安に使い切るのがオススメだ。
マヨネーズを冷蔵庫で保存する際の注意点
冷蔵庫で保存する際には温度に注意が必要だ。冷蔵庫はスペースによって温度に差がある。チルド室は約0~3℃に設定されている。半凍結や微凍結状態まで冷却できるパーシャル室の温度はマイナス3℃といわれている。
マヨネーズはなるべく涼しいところに置いたほうがいいが、温度が低すぎると油が分離してしまう。一度でも分離してしまうと元の状態に戻らない。マヨネーズは高温すぎても低温すぎても上手に保存できないのだ。
マヨネーズを保存するベストな場所は、冷蔵庫にあるドアポケット付近など、冷えすぎない場所を選ぶといいだろう。
ちなみにスーパーマーケットでマヨネーズと同じコーナーに置いてあることの多いケッチャプも未開封であれば常温で保存できる。開封後はマヨネーズ同様、冷蔵庫に入れて保存しよう。
マヨネーズを使ったサラダの賞味期限
ポテトサラダやマカロニサラダはマヨネーズを加えたサラダの定番だ。マヨネーズを使ったサラダの賞味期限がどれくらいなのかも紹介しておこう。
使われている具材によっても異なるがハムやゆで卵が使われている場合は冷蔵保存で2~3日ほど。冷凍する場合、具材によって変わるが2週間から1か月程度は保存できる。
お弁当のおかずにマヨネーズを使うのは大丈夫?
マヨネーズはさまざまな食材に合う調味料だが、お弁当の際にマヨネーズを使ったおかずなどを持っていくのは大丈夫なのか気になったことはないだろうか?
お弁当は使う食材の水分量によって傷みやすく、雑菌が繁殖する原因になる。マヨネーズは食塩やお酢による防腐効果が望めるが、気温が高い夏場は気をつける必要がある。
気温が高い場合、味付けにマヨネーズを使ったり、家にあるマヨネーズをかけて持ち運ぶのは控えたほうがいいだろう。どうしてもマヨネーズを使いたい場合は、保冷剤を使って温度を下げたり、小分けになった使い切りタイプのマヨネーズを利用するなどしたほうがよさそうだ。
結論
マヨネーズは開封していなければ常温での保存が可能だ。開封した後の常温保存はできないので冷蔵庫に入れよう。
冷蔵庫で保存する際は冷えすぎて分離してしまわないよう注意が必要だ。
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