砂糖をどのように保存しているだろうか。砂糖は料理やドリンクの味付けとして使える使用頻度の高い調味料のひとつだ。今回は砂糖をサラサラの状態のままキープできる保存のポイントを紹介している。これまでに砂糖が固まってしまって使えないことがあった人はぜひ確認してほしい。
砂糖を保存するポイント
砂糖は正しく保存しないとサラサラの状態をキープできなくなってしまう。砂糖の保存は常温が適しているが、それ以外にも上手に保存するポイントがあるので紹介する。
砂糖の保存には密封容器が最適
砂糖をサラサラのまま保存しておくには容器が重要な役割を担っている。
砂糖は開封、未開封に限らず、密封できる容器に入れて保存しよう。密封容器に入れるのは、湿度や水分から砂糖を守るためだ。砂糖が入っている袋は密封されておらず、空気を通す小さな穴が空いている。そのため、開封する前でも購入後は容器に入れて閉まったほうがいい。密封容器に入れておけば、アリなどの虫からも守ることもできる。
密封容器はニトリや無印良品、ダイソーなどの100均でも販売されている。封がしっかりとできる容器を選ぶといいだろう。
砂糖はジップロックで保存してもいい?
砂糖は密封できればしっかりと保存できる。そのためジップロックのようなジッパー付きの保存袋に入れても問題はない。保存袋の場合、たくさんの砂糖を入れると破れたりして壊れてしまうリスクがある。大量に入れたい場合はガラスやプラスチックタイプの密封容器のほうが安全だ。
砂糖は冷蔵庫で保存できる?
砂糖は常温での保存が一般的だが冷蔵庫に入れて保存してもいいのだろうか?
冷蔵庫で保存すると、外気との気温差の関係で容器に結露が発生し、砂糖が溶けてしまう可能性がある。砂糖は水分や湿気に触れた後に乾燥すると固まってしまうため、冷蔵庫での保存はしないほうがいい。また冷蔵庫で冷やすと砂糖の粘性が増すことも固まりやすくなる原因といわれている。
以上のことから砂糖は常温での保存が基本だ。
固まってしまった砂糖をサラサラに戻す方法
砂糖は水分がついた後に乾燥すると固まってしまう。砂糖を使おうと思ったら固まっていてガリガリと削らないと使えなかった経験はないだろうか。
固まってしまっても品質に問題はないが、分量がわかならかったり使いづらくなる。意外なことに固まった砂糖は水分を適量加えることで元のサラサラの状態に戻すことができる。砂糖が固まってしまった場合の対処法を紹介する。
水とキッチンペーパーを使う
固まってしまった砂糖は水とキッチンペーパーを使うとサラサラに戻せる。
【用意するもの】
・固まってしまった砂糖(容器ごと)
・キッチンペーパー
・水
- キッチンペーパーを水で濡らして絞る
- 砂糖が入っている容器にキッチンペーパーを入れ、数時間放置する
水で濡らしたキッチンペーパーを入れることで固まった砂糖が徐々にほぐれていく。サラサラの状態になった後でキッチンペーパーを容器から取り出せば完了だ。
固まった砂糖に霧吹きで水を直接かける方法でもサラサラにできる。この方法の場合、かけすぎると水に濡れて砂糖が溶けてしまうため、様子を見ながら少しずつかけていこう。
食パンを使う
「食パンを使って砂糖をサラサラにできるの?」と驚くパパもいそうだが、試してみると固まった砂糖がサラサラになる。
【用意するもの】
・固まってしまった砂糖(容器ごと)
・食パン
- 食パンを適当な大きさに切る
- 砂糖が入っている容器にカットした食パンを入れる
- 数時間入れてサラサラになるまで放置する
- サラサラになったら食パンを取り除く
食パンで固まった砂糖がサラサラになる理由は、食パンの水分が砂糖に移ってほぐれるからだ。
砂糖が使用可能か判断するには?
砂糖が固まってしまうと食べられるのか心配になるが、品質に問題ないため使うことができる。
長期間に渡り砂糖を使わずに放置しておくと全体が黄色く変色することがある。変色するのは砂糖のアミノ酸と糖によるものだ。こちらの症状も品質に問題ない限りは使用できる。
砂糖が水分によって溶けだし劣化している場合は、念のためその部分は使わずに捨ててしまったほうがいいだろう。
砂糖に賞味期限はある?
ここまで砂糖の保存方法や固まってしまった時の対処法について紹介してきたが、砂糖の賞味期限についての情報も共有したい。
そもそも砂糖には賞味期限がない。砂糖は品質が安定していることから長期保存ができる食品となっている。賞味期限の設定がないため、表示を省略できる。砂糖のパッケージに賞味期限の記載がないのは、食品表示法で表示の省略が認められているからだ。
結論
砂糖はサラサラの状態をキープするため開封・未開封にかかわらず密封容器での保存がオススメだ。万が一、砂糖が湿気や水分によって固まってしまったときは以下の方法を試してみよう。
- 水とキッチンペーパーを使う
- 食パンを使う
砂糖は使用頻度の高い調味料のため、いつでもサラサラの状態に保存しておこう。
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