洗濯は家事の中でも行う頻度が多い。いつも水で何気なく洗濯しているが、お湯は使ってもいいのだろうか?お湯を使うメリットやデメリット、温度、貯め方など、疑問に思うことが多かったので調べてみた。
ボクパパのように家事初心者のパパでもわかりやすいように解説したので、同じように疑問をもった人はこの記事を参考にしてほしい。
洗濯機にお湯は使える?
洗濯機は水を使って洗うのが一般的だが、お湯も使用できる。
お湯を使う場合、メリットとデメリットがあるので洗濯機の開始ボタンを押す前に確認しておこう。
洗濯機でお湯洗いする2つのメリット
水で洗うことも多い洗濯だが、お湯を使うメリットは2つある。メリットを知ったうえで水洗いと使い分けるといいだろう。
皮脂や油などの汚れが落ちやすい
皮脂や油などの汚れが落ちやすいのは、お湯を使って洗濯するメリットの一つだ。衣類がきたなくなるのは皮脂汚れが原因だ。皮脂や油はお湯によって汚れが落ちやすくなるため、洗剤や漂白剤の効果があらわれやすく、キレイに仕上がる。
雑菌の繁殖が抑制できる
洗濯をするとキレイになるが雑菌をすべて落とせるわけではない。また洗濯槽の中にも雑菌が存在している。雑菌がついたままだと生乾きのニオイを発する原因となるが、お湯を洗濯に使うことで雑菌を抑制でき、清潔に保つことが可能だ。
洗濯機にお湯を使うときの注意点
お湯を使って洗濯するメリットは述べたとおりだが注意点もある。
お湯の温度に注意
洗濯機にお湯を入れる際は温度に注意しよう。皮脂汚れや雑菌が抑制できるからといって高すぎる温度の熱湯を入れえるとトラブルが起きてしまう。何度までが適温かというと40~50℃ぐらいが目安になる。
色落ちに注意
お湯を使って洗うと色柄物は色落ちする可能性があるため注意が必要だ。濃い色の衣類、綿などの素材は特に色落ちしやすい。色落ちを防ぎたい場合、温度は40℃ぐらいに抑えることをオススメする。
弱い生地のお湯洗いは避ける
生地が熱に弱い衣類などの場合、お湯を使って洗濯することで傷んでしまう可能性がある。劣化を防ぐには衣類などについている洗濯表示を事前にチェックしよう。デリケートな素材のものは手洗いにするなど対策を講じたほうがいい。
洗濯機にお湯を入れる方法
日本の場合、洗濯機の給水は水だけのものがほとんどだ。洗剤を温めて洗ってくれるドラム式洗濯機がパナソニックや日立から発売されているが、お湯を使う場合、なんらかの方法で貯める必要がある。洗濯機へお湯を貯めるにはバケツやホースを使う方法が考えられる。
バケツを使ってお湯を洗濯機に入れる
シンクやお風呂の蛇口からお湯を出してバケツに入れ、洗濯機に入れよう。洗濯機に入れた衣類などが浮くぐらいお湯を貯めるといい。お湯を入れすぎたとしても適切な量まで減らす機能が洗濯機についていることが多いので、それほど気にしなくても大丈夫だ。
蛇口にホースをつないでお湯を洗濯機に入れる
バケツを使う方法だと何度も入れないといけないため手間がかかる。お湯が出る蛇口にホースをつなげれば効率良く洗濯機にお湯を貯められる。手間も少なく簡単な方法だ。しかし、ホースをつけられるタイプの蛇口ではないご家庭もあるだろう。
使われている蛇口が「泡沫水栓」と呼ばれる形状であればホースをつなぐことはできない。泡沫水栓の蛇口の場合、市販のアダプターを利用すれば昔ながらのホースをつないで洗濯機に水を貯められる。アダプターはホームセンターなどで購入可能だ。
お湯取り機能を使う
浴槽に貯めたお湯を洗濯用として使いたいご家庭もあるだろう。お湯取り機能がついている洗濯機であれば、付属の給水ポンプを浴槽に入れてボタンを押すだけで貯めることが可能だ。
お湯取り機能がついていない洗濯機の場合、お湯を自動で引き上げてくれるポンプ機能がついたホースが販売されているので検討しよう。
ポンプを購入する際は、お風呂から洗濯機までの距離を確認しておくと長さが足りなかったなどの失敗がなくスムーズだ。
お風呂の残り湯を使う際の注意点
お風呂の残り湯を使って洗濯する場合、いくつか注意点がある。
お風呂に入ったあとのお湯には雑菌が含まれている。洗濯で使用する場合、お湯や洗剤によって雑菌は一緒に流れるが、すすぎにも残り湯を使うと再び雑菌がついてしまう。お風呂のお湯は洗うときだけ使うのをオススメする。
お風呂に入浴剤を使っている場合、洗濯物に色が移ってしまう可能性もあるため、大切にしている衣類に対しては使わないほうが安心だ。
結論
洗濯機にお湯を使うことは可能だ。お湯を使えば雑菌の繁殖の抑制にもつながる。温度が高すぎると色落ちや生地が劣化する可能性があるので注意が必要だ。注意点を守ってお湯を使い、洗濯物を清潔に仕上げよう!
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