「生クリームが必要なのに手元にない」「少しだけ生クリームが使いたい」と思ったことはないだろうか。実は生クリームは、家庭にある食材を使うことで代用できる!今回は生クリームを代用する6つの方法を紹介する。「生クリームがあればいいのに」と一度でも思ったことがある人はぜひ読んで試してほしい。
生クリームはほかの食材で代用できる?
生クリームは家庭にある食材でも代用できる。そもそも生クリームは、生乳から遠心分離器で乳脂肪分のみを取り出し、濃縮させたものを指す。乳脂肪分が18%以上で、濃厚なコクが特徴的だ。
代用できるものとして牛乳を思い浮かべる人もいると思うが、牛乳は脂肪分が3.8%と生クリームと比べて低く、濃厚なコクを感じることも少ない。
生クリームと牛乳は同じ生乳が原料だが別物だ。そのため牛乳を生クリームの代用として使うにはほかの材料と掛け合わせる必要がある。
生クリームを代用する方法
生クリームを代用する方法を紹介する。紹介する方法はどれも生クリームの代わりとして使えるため、お菓子や料理を作る際に試してほしい。
牛乳とバターで代用する方法
先述したが牛乳は生クリームと同じ生乳を原料としている。しかし、そのまま使っても生クリームのもつコクを再現できない。
そのため牛乳にバターを加えることでコクをもたせるといいだろう。牛乳とバターで代用する場合、ホイップにはならない。パスタソースやシチューに生クリームを使いたいときの代用としてオススメだ。また、パウンドケーキなどの製菓に使いたいときにも役立つ。
バターは無塩と有塩の2種類あるが、製菓の場合は無塩バターが向いている。牛乳とバターで代用する方法は以下のとおりだ。
【材料】
・牛乳160ml
・バター40g
- 耐熱皿に牛乳とバターを入れて電子レンジで温める
- バターが溶けていれば温めは完了
- 牛乳とバターを混ぜ合わせる
牛乳とバターは混ぜても分離する。バターが固まらないうちに使ってしまおう。牛乳の量を減らしてバターの量を増やすことでよりコクを出すことができる。
コーヒーフレッシュで代用する方法
コーヒーフレッシュはあっさりとしているため生クリームのようなコクは期待できない。市販されている小分けのフレッシュは少量なので、料理の仕上げにかけたりするときに代用しよう。
豆乳で代用する方法
豆乳はコクがあるため、製菓や料理で使う際に生クリームの代用品になる。乳製品にアレルギーがある人でも使うことが可能だ。豆乳は独特なクセがあるので、苦手な人は代用するのを避けたほうがいいだろう。
ケーキのデコレーションに使える生クリームの代用品
ホイップにした生クリームの代用として使えるのは、水切りヨーグルトや豆腐などを使った方法だ。ケーキのデコレーションとして使える。生クリームが苦手な人もぜひ試してほしい。
水切りヨーグルトで代用する方法
ヨーグルトの水をしっかり切って使うと生クリームの代用になる。ホイップクリームのような見た目なので、ケーキの飾りつけにもオススメだ。味はヨーグルトをあっさりとさせた感じで、1歳ぐらいの小さな子どもでも食べられる。水切りヨーグルトで代用する方法は以下のとおりだ。
【材料】
・プレーンヨーグルト300g
・砂糖10g(お好みで)
・ザル
・キッチンペーパー
・ラップ
- キッチンペーパーを敷いたザルにヨーグルトをのせてラップする
- 冷蔵庫に入れて水気がなくなるまで保存する(目安は5時間以上)
- 水切りしたヨーグルトと砂糖を混ぜ合わせて完成
水切りの具合によって硬さが変わる。硬めにしたい場合は、しっかりと水を切ろう。
豆腐で代用する方法
豆腐もヨーグルト同様に水切りして使えば生クリームの代わりになる。豆腐で代用する方法は以下のとおりだ。
【材料】
・木綿豆腐200g
・砂糖10g(お好みで)
・サラダ油 大さじ1/2
・重石
・ザル
・キッチンペーパー
・ラップ
- ザルにキッチンペーパーで包んだ豆腐を入れ、重石をのせて一晩しっかりと水切りをする
- 水切りした豆腐、砂糖、サラダ油をミキサーまたはフードプロセッサーに入れて混ぜ合わせたら完成
豆腐の味がかなり残るので、好き嫌いは分かれそうだ。乳製品のアレルギーがある人や低カロリーなのでダイエット中の人にオススメだ。
クリープで代用する方法
森永乳業が製造・販売するクリープは、牛乳から作られた粉末クリームだ。コーヒーに入れて使うため、お家にある家庭も多いだろう。クリープで代用する方法は以下のとおりだ。
【材料】
・クリープ大さじ4杯(12g程度)
・お湯 大さじ1杯
・氷水
・ハンドミキサー
- クリープを容器に入れお湯を注ぎ粉っぽさがなくなるまで混ぜる
- 氷水で冷却しながらハンドミキサーでかき混ぜる
- クリーム状になったら完成
クリープを使うと硬めのクリームになるため、ケーキのデコレーションにも使用できる。
結論
どの方法も味は生クリームと異なるが、さまざまな食材で代用できる。
これまで生クリームが手元になくて諦めていたお菓子や料理も作ることが可能だ。
乳製品にアレルギーがある人は、豆腐や豆乳を使った方法を試してみるのもいいだろう。
今回紹介した方法以外に、牛乳とゼラチンやスキムミルクとコーンスターチを使って代用する方法もある。
お気に入りの代用方法を見つけて試してみよう。
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